デザイン事務所の名刺や封筒を紹介した本を見ていたら、箱に変形する名刺がありました。しかし、もとの形が大きなL字型で到底、名刺入れに入りそうもありません。
先日もTwitterで、大きな不定形の名刺を貰ったが、名刺入れにも入らず扱いに困る、というような話題がありました。
私もよほど面白くないと何でもありの大きな名刺はデザイナーの自己満足に過ぎないと思います。91x55mmのフットプリントの中で遊んでこそ、ヘンな名刺の妙味があるというものです。
さて、今回の名刺、その1。
パズル名刺

紙でできた知恵の輪。
4枚のパーツからなっています。なかなかいい精度で作ることができました。

裏側には通常の情報も。
はっきり言って自分でも破らずに外せるかどうか…(笑)
数学者の秋山仁先生が紹介していたパズル(おそらく古典作品)をアレンジし、設計してみました。
その2
織り名刺

これはもう単純に紙を織っただけです。
特徴としては1枚の繋がった紙でできていること。糊などは全く使っていません。
面積でいうと名刺5枚分の紙が必要で(捨てる部分を含めると9枚分!)、やたらと織るのが難しく、ピンセットが必要な作業になりました。
なので、まったく非実用的な名刺です。
しかし、紙の造形としてとても面白いと思いました。作ってみて、紙を無駄にしないでコースターなどに応用する方法を思いついたので、いずれそちらも作ってみたいと思います。
ちなみに私は残念ながら人から手作りの名刺をめったに貰ったことがありません。
精度の高い手作りの名刺を頂ければ、だいたいその人がどういう仕事をする人なのか分かるのですが…
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ぜひ一度、拝見したいですm(__)m