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折り本 その6 「楠樹式つづら折本」

折り本作家の楠樹さんの折り本の作り方を紹介いたします。

楠樹さんの方式は「つづら折り」というやり方です。
私のように複雑な切り方を必要とせず、折り方もただジグザグに折っていけばよいので、非常に分かり易いよい方式です。

楠樹さんはこの方式で16ページ、32ページ、そしてなんと64ページの豆本も作成されています。これは脱帽です!

しかも折り方等、無料で公開されています。(一部テンプレートは有料)


「楠樹式折本の作り方(無料版)」

「楠樹式豆本の作り方」


詳細は上記サイトを見て頂くとして、ここでは「楠樹式つづら折本」の32ページのものを簡単に説明します。構造的な説明にフォーカスしての説明なので、細かい部分では「楠樹式つづら折本」と必ずしも一致していないところがあるかと思います。ご了承ください。


150212a.jpg

基本的に縦8等分、横4等分に折り、互い違いに切れ目を3本入れるだけです。折り方も1ページめから互い違いに折って行けばいいので非常にシンプル!
後で「horirium式32ページ折り」を紹介したいと思いますが、パズル的要素が強く、実用性においては完全に「楠樹式つづら折本」に軍配が上がります(;^_^A

ここでは分かり易くするために1~32まで数字を入れ、32ページめを裏表紙として設定してあります。今回は右綴じで、斜線の部分が「背」にあたります。


150212b.jpg

折るとこのように蛇腹状になります。


150212c.jpg

このまま何もしないとバラけて扱いにくいので、背の内側にあたる部分に糊をぬって32ページの裏表紙を貼るとよいでしょう。裏表紙は背の厚みの分だけ小口側からずれることになります。

とにかく折り方次第で非常に精度の高いものを作ることができます。
A4で豆本を作るもよし、A3でメモ帳などを作るのもおもしろそうですね。








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